2015年7月12日から参加、2016年から活発化。2017年以降仕事に忙殺されほぼ停滞。
公式様による概要は【
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とある歴史的分岐点の後、今と違う未来を歩んだ日本が舞台。白軍、黒軍、赤軍の三つ巴戦となった国内では学生もまた戦争に駆り出されている。
…私の周りは「他の人と戦争したりほわほわな日常を過ごしたりしよう」的な感じで穏やかでした。
絵の並びは基本的に新→古の順。古い絵もCSもまとめたんですけど私自身胸を抉られるかの如くクリティカル攻撃食らっているので下手さは見逃してください。ほら、あの、成長過程という、それです。はい。
▽Moira -運命の紡ぎ糸-
自創作の分岐式長編小説。いつか書き上げたい。
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佐野陽紀は白軍の学校の2年生でありバイト戦士。中学生である妹を養うため、己の学生生活を継続させるため、母と共に頑張って働いている。そんな陽紀の一番の親友が3年生の朝比奈隼だった。小柄なくせに大食らいな隼に奢らされたり、後輩の吉岡澪にふとしたことで泣かれてしまったり、妹にご飯を食べ尽くされたり、いろいろと散々な日々。けれど陽紀はこの毎日が好きだった。ずっと続けば良いと思っていた――否、そう思う機会すらなかった。
いつか終わりが来るだなんて、思ってもみなかった。
ある日の戦争任務で、陽紀は部隊の一員として司令官の指示に従い黒軍との戦闘を行うこととなる。しかし途中から同輩の姿が見えない。探しに出た陽紀はしかし、同輩の死体を発見してしまう。そして、もう一人――血を纏った小柄な少年を。
「……なんでお前なんだよ――隼……っ!」
白い制服ではなく私服を身に着けて戦場に現れた隼は、その場に駆けつけてきた陽紀の司令官と対峙、しかし一瞬の後に小太刀で司令官の心臓を生きたまま抉り出した。
「赤軍のためなら何だってします。死ぬのも殺すのも、ぼくは怖くないんです」
隼は笑う。見慣れた、穏やかで嬉しげな、親友の面持ちで。
これは、親友と敵対し、過去を振り切り、銃を手に未来を選ぶ運命の物語。